てがみ座のステージ

『シアタートラム ネクスト・ジェネレーションVOL.4』 乱歩の恋文

夢の奥にこそ、目を凝らせ。
失踪した乱歩をめぐる幻想追跡奇譚。

公演日 2012年1月26日(木)~29日(日)
劇 場 シアタートラム
演 出 扇田 拓也(ヒンドゥー五千回)

『シアターアーツ』45号 戯曲全文掲載
2010年 佐藤佐吉賞 優秀主演女優賞・優秀助演男優賞受賞
昭和9年1月、雑誌執筆中の「悪霊」が書けなくなった乱歩は姿をくらます。乱歩の妻 隆子は行方を追って、乱歩がかつて愛した浅草を訪れる。待っていたのは、傀儡師と生き人形たち。人形たちは演じ始める。それは乱歩と隆子の物語だった……。

隆子は、夢の闇を抜け、乱歩に辿り着けるか?「江戸川乱歩」という虚名が一世風靡する影でもがき続けた平井太郎。小さな離島で生まれ育った妻 隆子。
二人の心の軌跡を描き出す。

空のハモニカ  ― わたしがみすゞだった頃のこと

言葉にならない最後の詩、綴るように生きた日々。

公演日 9月14日(水)--19日(月 祝)
劇 場 下北沢「劇」小劇場
演 出 扇田拓也(ヒンドゥー五千回)

1930年春、下関。愛する娘を残して26歳で命を絶ったテル。亡くなる前日にはひとり肖像写真を撮った。まるで生きた証を刻み付けるかのように。大正後期に黄金期を迎えた童謡詩の世界で、星のようにひときわ輝いた名がある――「みすゞ」。テルが金子みすゞとして生きたのは、ほんの三年ほどの僅かな時間だった。
路地裏の狭い家に移り住み、「みすゞ」としての筆を絶つテル。夏越まつりのお囃子が、ふるさとの遠い海を連れてくる。漁で栄える小さな町。どんなに胸に描いても、あそこに帰ることは、もうできない。空一杯にこだまする「みすゞ」の残響を掻き消すかのように、ぬかるみを歩き出すテル。大きな空は喪ったけれど、足下に、水に映る小さな空を見つけた――。
テルが「みすゞ」という名を捨てて自身を綴るように生きた最後の日々。
それは言葉にならない、けれどきっと光への詩。

線のほとりに舞う花を

シリーズ・五線譜 vol.1
国境線のほとり、土地の記憶を伝える音楽劇

公演日 4月12日(火)〜18日(月)
劇 場 王子小劇場
演 出 前嶋のの(思考動物)

音楽×詩×芝居で綴る「シリーズ・五線譜」第一弾。
ある朝、一頭の牛が殺された。それがすべての始まりだった。
戦争が始まった国境のほとり、土地と共に生きた牛たちによって語られる、
今は亡き人々の詩。近しい過去、もしくは遠い未来の歌。
国境のほとりに暮らしていた少数民族の双子の少女。
戦争と同時にはじまった迫害で母親と離ればなれになってしまった。
少女たちは心を決める。いつの日かきっとまた再会できる未来を信じて、
なにがあっても生き抜いていくことを。
国境を挟んでそれぞれの道を歩き出した二人が、時を越え、世代を越え、
再び巡りあうまでの物語。

全曲アカペラによる歌とジャンベの生演奏で、より広く深く、ダイナミックに。
創造力豊かに織り上げた、てがみ座初の音楽劇!

乱歩の恋文

夢の奥にこそ、目を凝らせ。
失踪した乱歩をめぐる幻想追跡奇譚。

公演日 2010年11月3日〜10日
劇 場 王子小劇場
演 出 扇田 拓也(ヒンドゥー五千回)

『シアターアーツ』45号 戯曲全文掲載
2010年 佐藤佐吉賞 優秀主演女優賞・優秀助演男優賞受賞
昭和9年1月、雑誌執筆中の「悪霊」が書けなくなった乱歩は姿をくらます。乱歩の妻 隆子は行方を追って、乱歩がかつて愛した浅草を訪れる。待っていたのは、傀儡師と生き人形たち。人形たちは演じ始める。それは乱歩と隆子の物語だった……。

隆子は、夢の闇を抜け、乱歩に辿り着けるか?「江戸川乱歩」という虚名が一世風靡する影でもがき続けた平井太郎。小さな離島で生まれ育った妻 隆子。
二人の心の軌跡を描き出す。

リーディング公演「カシオペア」

みきかせプロジェクトVol.1参加
二人芝居を3組のペアでお届けした体感するリーディング!

公演日 2010年4月1日〜4日
演 出 田中 圭介

旗揚げ公演「ありふれた惑星」にて好評の二人芝居「カシオペア」を、体感型リーディングで。日替わりのキャストで贈る、フレッシュなリーディング企画。

【出演】
大場泰正(文学座)×渋谷はるか(文学座)
尾?宇内×福原まゆみ(俳優座)
扇田拓也×大庭 藍(俳優座)

光る河

もし、予期しない罪を犯してしまったら。
生きて行く限り何度でも試される。
それでも、光射す方向へ歩いていくために。

公演日 2010年1月6日〜11日
劇 場 「劇」小劇場
演 出 射延 憲児(CAB DRIVER)

東京にほど近い、河が流れる街。ある一つの事件をきっかけとして、河川敷を取り巻く様々な視座・人間達の肖像がひとつに結ばれていく。
回避できなかった罪・ささやかな未来、人々の心の中にある清濁を飲み込んで、河は夕陽を映しながら流れ続ける……。

ドキュメンタリータッチで丹念に描きだした物語を、演出に、肌理細やかでリアリティ豊かな演出手腕に定評あるCAB DRIVERの射延憲児を迎え、上演。

ありふれた惑星

望遠鏡のある部屋をテーマとした二連作を同時上演。
『カシオペア』 演出:前嶋のの(思考動物)
『鉄屑の空』 演出:楢原 拓(劇団チャリT企画)

公演日 2009年6月10日〜14日
劇 場 王子小劇場

2009年 佐藤佐吉賞 優秀舞台美術賞受賞
後援:国際宇宙年2010 日本委員会

『カシオペア』
東京の郊外。天文学の若手研究者とその妻が住んでいる部屋。二人は離婚を決め ていた。荷造りの最中、家具を分配することに。夫は、ある提案をする。「家具 を取った方が、一つ秘密を打ち明ける」。初めて言葉にされる思い、蘇る記憶、 溶け出す過去。天文学への夢。二人は静かに絆を再生させていく……。

『鉄屑の空』
東京都大田区六郷土手にある潰れかけた町工場。父の跡を継いだ娘は何とか立て 直そうと必死、個性豊かな工員たちも一丸となって戦っている。しかしそこに、 プロレスラーとなった兄が帰ってきて……。かつて国産ロケットの部品を作ってい た町工場の、ものづくりへの誇りを取り戻す奮闘喜劇。

二つの物語がエピローグで結ばれる。
星の光がつなぐ、ささやかな、けれど極上の奇跡。